血尿|山形にある【かわぞえ嶋北泌尿器科内科クリニック】

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血尿(尿に血が混じる)とは?

血尿とは、尿の中に血液が含まれている状態を指します。

目で見て血が確認できる場合(肉眼的血尿)もあれば、尿検査でのみ血が検出される場合(顕微鏡的血尿)もあります。血尿は、尿路のどこかで出血が起きていることを示しており、その原因にはさまざまな疾患が考えられます。

トイレ
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血尿の種類

肉眼的血尿

尿が赤く、または茶色に見える場合を肉眼的血尿と呼びます。目で確認できる血尿は、受診の際に重要なサインとなります。

顕微鏡的血尿

尿の色は変わりませんが、尿検査で血液が検出される場合を顕微鏡的血尿と言います。

特に症状がないことも多いため、定期的な検診で発見されることが一般的です。

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血尿の症状

血尿の症状は、尿の色が赤くなることが最も分かりやすいですが、それ以外にも以下の症状が現れることがあります。

痛み

尿を排出する際に痛みを伴う場合、尿路感染症や結石が原因のことがあります。

頻尿や排尿障害

尿道や膀胱に問題がある場合、頻繁にトイレに行きたくなることがあります。

膨満感や違和感

腎臓や膀胱に何らかの異常がある場合、排尿時に不快感を感じることがあります。

これらの症状が現れた場合は、すぐに当院を受診しましょう。

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血尿が出たときの受診の目安

今すぐ受診した方が良いケース

強い痛みを伴う

激しい痛みを感じる場合、尿路結石や尿路感染症が原因であることが考えられます。強い痛みがある場合は早めに当院を受診してください。

血尿が止まらない

血尿が続く、血が滴るような状態になると、緊急の対応が必要です。

本日中に受診した方が良いケース

軽度の血尿

血尿が見られるものの痛みがなく、尿の色が薄い場合でも、隠れた疾患があるかもしれません。

発熱を伴う場合

発熱がある場合、尿路感染症などの可能性が考えられます。

早い段階で治療を開始すれば外来治療が完了できますが、こじらせてしまうと入院加療が必要になる可能性があります。

数日以内に受診した方が良いケース

繰り返し現れる軽度の血尿

血尿が何度も現れる場合でも、痛みがなく尿の色が明るい場合、数日以内に当院を受診してください。

何らかの病気が隠れている可能性があるため、早期に確認することが大切です。

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血尿の主な原因

血尿はさまざまな疾患や状態が原因で発生します。

尿路感染症が原因で起こる血尿

尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎など)は、血尿の一般的な原因の一つです。

感染が尿道や膀胱に広がると、血尿とともに排尿時に痛みや違和感を伴うことがあります。膀胱炎では、頻繁にトイレに行きたくなる感覚や、排尿時の強い痛みを感じることが多く、これらの症状とともに血尿が現れることがあります。

尿路結石が原因で起こる血尿

尿路結石が尿管を通過する際に、尿路を傷つけて出血が起こることがあります。

尿管結石が尿路を閉塞することにより腎臓内の圧力が高まり(腎臓が破裂するようなイメージ)背部痛が出現します。突然始まる激しい腰や背中の片側の痛み、体位を変えても楽にならない、嘔気・嘔吐などの症状が現れます。

がんが原因で起こる血尿

膀胱がん、腎臓がん、前立腺がんなどが原因で血尿が現れることがあります。

特に進行が遅いがんでは、初期の症状として血尿が見られることがあり、気づきにくい場合もあります。血尿が現れた場合、早期発見が非常に重要です。膀胱がんは進行する前に発見できると、治療の成功率が高くなります。そのため、定期的な検査や早期の受診をお勧めします。

腎臓のトラブルが原因で起こる血尿

腎臓疾患(腎炎や腎結石など)も血尿を引き起こす原因です。

特に腎臓内での炎症や結石が血管を傷つけて血尿が出ることがあります。糸球体腎炎、IgA腎症などでは、腎臓が感染や炎症によってダメージを受け、血尿が見られることがあります。結石の場合も、腎臓内で結石が動くことによって出血が生じます。

これらの疾患は早期に発見し、治療することが重要です。

前立腺の病気が原因で起こる血尿

前立腺肥大症や前立腺炎などでも、血尿が現れることがあります。前立腺は男性に特有の器官で、年齢とともに肥大しやすくなります。前立腺肥大症では尿道が圧迫され、尿の排出が難しくなります。前立腺が肥大すると前立腺を栄養している血管が破綻し、その結果血尿が見られることがあります。また、前立腺炎が悪化すると、炎症が尿道に影響を与え、血尿を引き起こしたり、血精液症の原因にもなることもあります。男性は年齢とともに前立腺の問題が増えるため、定期的なチェックを受けることが大切です。

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当院で行う血尿の検査

当院では、血尿の原因を正確に特定するために、さまざまな検査を行っています。

血尿が見られた場合、適切な検査を受けることで、早期に原因を突き止め、適切な治療を開始することができます。

PSA検査

前立腺がんの検査としてPSA検査を行い、血尿の原因が前立腺の病気であるかを確認します。

血液検査

尿検査

尿の成分を分析し、感染症や腎臓疾患、結石などの兆候をチェックします。血尿の原因を特定するために、尿の色や沈殿物をもとに分析を行います。

検尿ボックス

超音波検査

腎臓や膀胱、前立腺の状態を確認するために、超音波を使用した検査を行います。結石や腫瘍の有無をチェックするのに役立ちます。

超音波検査

膀胱鏡検査(痛みの少ない軟性鏡の検査)

膀胱内部を直接確認するために、膀胱カメラ(膀胱鏡)を使用します。

膀胱内に異常がないかを確かめ、必要に応じて治療を行います。

膀胱カメラ検査を行う院長

レントゲン検査

腎臓や膀胱の状態をより詳細に把握するため、レントゲン検査を行います。

結石や腫瘍の発見に有効です。

レントゲン室

尿流量測定検査

尿の流れを測定することで、尿道や膀胱の機能を評価します。

尿の通りが悪くなる原因を特定できます。

尿沈澱装置
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当院が推奨する血尿予防

血尿を予防するためには、日々の生活習慣の見直しが大切です。

まず、十分な水分を摂取し、尿が濃くならないよう心がけましょう。尿路の健康を保つためには、排尿を我慢せず、定期的にトイレに行くことも重要です。

また、バランスの取れた食事を心がけ、過度な塩分やアルコールの摂取を避けることも予防につながります。適度な運動と体重管理も重要です。タバコは腎臓の機能を低下させ、腎がんや膀胱がんのリスクを高めます。禁煙をお勧めします。

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よくある質問(Q&A)

一度で治まった赤い尿は様子見で良い?

一度だけ血尿が見られ、痛みがなくその後治まった場合でも、再発する可能性があります。血尿が一度治まっても、潜在的な疾患が隠れていることがあるため、念のため当院までご相談ください。早めに医師に相談することで、早期発見や適切な治療が可能になります。

痛みがない血尿でも受診すべき?

痛みがない血尿でも、尿路に何らかの問題がある可能性があります。特に、尿路感染症や結石、がんなどの疾患が原因となっている場合もあるため、痛みがなくても、自己判断せず当院にまでご相談ください。