尿色の濁り|山形にある【かわぞえ嶋北泌尿器科内科クリニック】

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尿の濁り(白濁)とは?

尿の色が通常の透明なものではなく、白く濁っている場合、それは何らかの異常を示している可能性があります。

尿の濁りが一時的なものであれば心配する必要はない場合もありますが、継続的に見られる場合や症状が伴う場合には、検査を受けることが重要です。

トイレ

「白濁」「泡」「沈殿」の違い

尿の濁りには、「白濁」「泡」「沈殿」の三つのタイプがあります。

○白濁

尿が乳白色や灰白色に濁っている場合、尿中に細菌や白血球、尿酸結晶などが含まれていることが考えられます。これが感染症や尿路結石を示唆することがあります。

尿に泡が立つ場合、尿中に大量のタンパク質が含まれている可能性があります。これは腎臓疾患のサインかもしれません。

沈殿

尿に沈殿物が含まれている場合、結晶や細胞が沈んでいる可能性があり、尿路感染症や結石、悪性腫瘍、腎臓疾患の兆候であることがあります。

濁りと“におい”の関係

尿の濁りに加えて、尿のにおいにも注意が必要です。尿のにおいが強くなる場合、それは感染症を示唆するサインであることが多いです。例えば、膀胱炎や尿道炎などの感染症では、尿に特有の悪臭が発生することがあります。また、糖尿病や肝臓疾患があると、甘い匂いやアンモニア臭がすることがあります。尿の濁りとにおいの変化が同時に見られる場合は、早めに当院を受診してください。

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尿の濁りの受診の緊急度セルフチェック

尿が濁っている場合、そのまま放置せずに症状をチェックして、受診が必要かどうかを判断することが大切です。

今すぐ受診した方が良いケース

強い腹痛や背中の痛み、高熱、血尿がある場合は、すぐに当院を受診してください。これらの症状は腎盂腎炎や膀胱炎や尿管結石症などの可能性を示唆しており、早急な治療が必要です。特に、激しい吐き気や嘔吐を伴う場合は、腎臓や膀胱に深刻な問題がある可能性が高いため、早急にご来院ください。状況に応じて、迅速に適切な対応をさせていただきます。

本日中に受診した方が良いケース

排尿時に痛みがある、頻尿や尿のにおいが強くなるなどの軽い症状が見られる場合、感染症の兆候である可能性があります。これらの症状が見られる場合は、できるだけ早く当院を受診することをお勧めします。また、性交後に濁りが出た場合も、性感染症の可能性が考えられますので、早めにご相談いただくことをお勧めします。状況に応じて、適切な検査・治療を行わせていただきます。

数日以内に受診した方がよいケース

尿の濁りが数日間続くが、痛みやその他の症状が伴わない場合、特に健康に問題がない場合でも、数日以内に受診するようにしてください。白濁や泡が出るが、その他の症状がない場合は、念のため検査を受けることが重要です。

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尿の濁りの主な原因

尿の濁りの原因はさまざまで、食事や生活習慣から、感染症、内臓疾患など、多岐にわたります。

原因を正しく理解し、症状に合った治療を受けることが大切です。

食事・脱水・薬剤・サプリによる一過性の濁り

食事に含まれる成分やサプリメントが尿に影響を与えることがあります。例えば、ビタミンCやシュウ酸が多い食事は、尿の濁りを引き起こすことがあります。また、脱水症状が起こると尿が濃縮され、濁りが生じることもあります。

サプリ

女性特有の要因

女性は、月経やおりもの、膣炎などによって尿が濁ることがあります。月経中や膣炎がある場合、尿に血液や膣分泌物が混ざり、白濁することがあります。

体調が悪い女性

性感染症

淋菌やクラミジアなどの性感染症は、尿に濁りを引き起こすことがあります。これらの感染症は、膣や尿道に炎症を起こし、膿が混じることによって尿が濁る原因となります。

男女で診察を受ける様子

血尿を伴う濁り

結石や膀胱炎や膀胱がんなどによって、尿に血液が混じることがあります。血尿が見られる場合は、すぐに受診し、原因を特定することが重要です。

前立腺がん

前立腺炎・腎疾患・糖尿病など

前立腺炎や慢性腎疾患、糖尿病があると、尿の濁りが続くことがあります。これらの疾患は尿の濁りを引き起こす原因となることがあり、適切な治療が必要です。

糖尿病検査の様子
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色×症状でわかる尿色の濁りの見分け早見表

尿の濁りの種類に応じて、どのような病気や疾患が考えられるのかを見分けるための早見表です。

症状に合わせて受診の目安を確認しましょう。

白濁+発熱/痛み → 尿路感染症(腎盂腎炎、急性細菌性前立腺炎)の可能性

白濁した尿と一緒に発熱や排尿時の痛みがある場合、腎盂腎炎や急性細菌性前立腺炎などの尿路感染症が考えられます。

これらは早期治療が必要な疾患です。

赤・茶の濁り → 血尿・結石や腫瘍の可能性

赤や茶色の濁りがある場合、血尿や尿路結石、膀胱がんなどが疑われます。

血が混じった尿は深刻な疾患の兆候であることが多いため、早めに当院を受診しましょう。

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当院で行う尿の濁りの検査

尿の濁りを正確に診断するためには、適切な検査が必要です。

当院では、尿検査や超音波検査、膀胱鏡検査を行い、原因を明確に特定します。

尿検査

尿検査は尿の成分を調べ、白血球や細菌、結晶の有無を確認します。

尿試験紙を使った簡易的な検査や、尿沈渣による詳細な分析を行います。

検尿ボックス

超音波検査

超音波検査では、腎臓や膀胱、尿管の状態を確認します。

尿路に異常がないか、結石や腫瘍の有無を調べることができます。

超音波検査

膀胱鏡検査(痛みの少ない軟性鏡による検査)

膀胱鏡検査では、膀胱内部を直接見ることができます。

痛みが少なく、膀胱や尿道の状態を詳細に確認することができます。

膀胱カメラ検査を行う院長
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当院で行う尿の濁りの治療

尿の濁りが感染症や他の疾患によるものであれば、早期に治療を開始することが重要です。

当院では、症状に合わせた治療法を提供し、患者様の早期回復をサポートします。

感染症治療や結石治療、前立腺炎や腎疾患の管理まで、幅広い治療を行っています。

感染症の治療

尿路感染症(腎盂腎炎、膀胱炎や前立腺炎、尿道炎)には、抗生物質を使用した治療を行います。

感染症の進行を防ぐため、症状に応じて外来での治療や点滴治療を行い、早期回復を目指します。

当院では、抗生物質を処方する際に、耐性菌への配慮をしながら、患者様に最適な薬を選んで処方します。

尿路結石の治療

尿路結石には、薬物療法による治療を行っています。結石の大きさや位置に応じて、最適な治療法を選択し、患者様に最も効果的な治療を提供します。手術が必要な場合には、関連病院へ紹介させていただいております。

泌尿器癌の治療

尿にごる泌尿器癌は、膀胱がん、腎盂がん、尿管がん、前立腺がんなどがあります。関連病院と緊密な連携を図って治療をしていきます。

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再発予防とセルフケア

尿の濁りや尿路感染症を予防するためには、日常的なセルフケアが非常に重要です。

普段からの水分摂取や排尿習慣の改善、そして便秘対策を意識的に行うことで、感染症や尿路のトラブルを予防することができます。

水分摂取

1日に必要な水分量を守ることは、尿路感染症や結石の予防に繋がります。

目安として、成人であれば1日あたり約1.5~2リットルの水分を摂取することが推奨されています。

トイレを我慢しない

尿をためすぎると、細菌が繁殖しやすくなります。尿意を感じたら我慢しすぎずトイレに行くことが大切です。

便秘ケア

便秘が尿路感染症を引き起こすことがあることをご存じでしょうか?

便秘になると腸内で細菌が増えて膀胱にはいりやすくなります。

食物繊維を積極的に摂取し、適度な運動を行うことが便秘を予防するために効果的です。

性交後のケア

性交後は排尿をすることで尿道内の細菌を洗い流すことができます。

性交中に尿道に細菌が侵入することがあるため、性交後に排尿することで感染症のリスクを軽減することができます。

デリケートゾーンの衛生

デリケートゾーンの適切な衛生管理は、尿路感染症を予防するために重要です。過剰な洗浄は、膣内の正常な細菌を洗い流してしまうことがあり、逆に感染の原因となることがあります。優しく、ぬるま湯で外陰部を洗浄する程度で十分です。

食事

食事は尿路結石の再発予防において重要な役割を果たします。尿路結石を予防するためには、シュウ酸やプリン体を多く含む食品(ほうれん草、ナッツ、内臓肉など)の摂取を控えることをお勧めします。また、クエン酸を豊富に含む食品(レモンやオレンジなどの柑橘類)を積極的に摂取することで、尿の酸性度が調整され、尿路結石や感染症の予防につながります。食生活に気を付けることが、健康を守る一歩となります。

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よくある質問(FAQ)

痛みがない白濁はどのくらいで受診?

痛みがない白濁が続く場合は、数日以内に受診をお勧めします。症状が軽い場合でも、感染症や他の疾患の可能性があるため、早期の検査が重要です。

市販薬で様子見できる?

市販薬で症状が改善しない場合や、強い痛みや発熱が伴う場合は、すぐに当院を受診してください。これらの症状は、感染症が進行している可能性があり、早期の治療が必要です。

妊娠中・授乳中の白濁はどうする?

妊娠中や授乳中の方は、薬の使用に十分な注意が必要です。当院では、妊娠や授乳中の患者様に適した治療法を提案しておりますので、薬の使用については必ず医師にご相談ください。安全な治療を提供し、母体とお子様の健康を守るために、最適な方法を一緒に考えていきます。