睾丸の腫れは、痛みや違和感を伴うこともあり、男性にとっては非常に気になる症状です。この腫れは、軽度なものから重篤な疾患が原因で発生することがあり、放置しておくと症状が悪化する恐れがあります。腫れが続く、または急激に悪化する場合には、早めに当院にご相談ください。

性感染症(STI)は、睾丸の腫れの原因となることがあります。クラミジアや淋病などが原因で、精巣上体炎を引き起こし、腫れや痛みを伴います。これらの感染症は早期に治療しないと、症状が悪化し、造精機能障害など長期的な影響を及ぼす可能性があります。
精巣捻転は、睾丸が回転して血流が止まることで腫れや激しい痛みを引き起こす病気です。また、精巣がんは、痛み・発熱などの症状がなく精巣が腫れてくる病気です。どちらも早期に発見することが重要となります。
睾丸への外的衝撃(事故やスポーツでの衝突など)は腫れや痛みを引き起こします。腫れが激しい場合や痛みが続く場合は、内部に出血が生じている可能性があり、早期に診察を受けることが重要です。
精巣がんは、20歳から30歳代に好発するがんです。睾丸に発生し、無痛性の腫れや硬い塊が現れます。
がんが進行すると、大動脈周囲のリンパ節転移による腹部腫瘤や腰痛などが出現してきます。進行が早いため早めの手術が必要となります。精巣がんの疑いがある場合は、早めに当院までご相談ください。
精巣捻転は、睾丸が回転して血流が遮断されることで発生する緊急の病状です。この状態になると、激しい痛みや腫れを感じることが多く、痛みが急激に始まることが特徴です。血流が止まることで精巣が壊死してしまう恐れがあり、時間が経過するほど治療の選択肢が限られてしまいます。(精巣の状態によっては摘出の可能性があります)
精巣上体炎は、精巣上体(精巣に付随する管)に炎症が生じて腫れが発生する病気です。感染症が原因であることが多く、発熱や痛みを伴うことがあります。抗生物質で治療することが一般的ですが、症状がひどくなる前に治療を受けることが大切です。
陰嚢水腫は、睾丸を囲む袋に液体がたまることで腫れを引き起こします。
腫れだけで、通常無痛ですが、液体が多くなると違和感が出現することもあります。
精索静脈瘤は、陰嚢内の静脈がうっ滞した状態で大部分が左側におこります。この状態は無症状の場合もありますが、痛みを伴うことがあります。
鼠径ヘルニアは、腹部の一部が鼠径部から陰嚢に押し出されて腫れが発生する状態です。
通常、痛みを伴わず、腫れが見られますが、進行すると痛みや違和感が生じることがあります。
尿検査は、尿路感染症やその他の病気の兆候を確認するために行います。尿中に細菌や異常成分が含まれている場合、腫れの原因が感染症である可能性があります。この検査は体に傷をつけることなく、簡単に行うことができるため、早期に問題を発見するために役立ちます。

超音波検査は、睾丸やその周囲の状態をリアルタイムで確認するために使用します。腫れの原因が精巣捻転や腫瘍である場合、超音波検査で精密に画像を確認することができます。この検査は痛みを伴うことなく、非常に高い精度で異常を検出できます。

血液検査では、感染症の兆候や炎症の程度などを調べます。特に精巣がんが疑われる場合、腫瘍マーカーを測定することで、がんの有無を早期に確認できます。血液検査は簡単で迅速に結果が得られるため、原因の特定に非常に役立ちます。

睾丸の健康を守るためには、バランスの取れた食事が大切です。特に、抗酸化作用がある食品やビタミンEを多く含む食品を摂ることで、精巣の健康を保ちやすくなります。また、過剰なアルコールや脂肪分の摂取は避け、適切な体重を維持することも重要です。食事は健康全般に影響を与えるため、日々の食習慣を見直すことをおすすめします。
運動は、血液循環を改善し、睾丸の健康を保つために効果的です。特に、有酸素運動やストレッチは、体全体の血流を促進し、腫れを防ぐために役立ちます。無理なく続けられる運動を日常生活に取り入れ、健康的な体作りを心がけましょう。
睾丸の健康を維持するためには、定期的に検診を受けることが大切です。
特に、40歳以上の男性は定期的に睾丸のチェックを行い、異常があれば早期に対応することが予防に繋がります。