「膀胱鏡検査を勧められたけれど、痛いのではないか」「尿の出口からカメラを入れると聞いて怖くなった」このように不安を感じて受診をためらう方は少なくありません。
膀胱鏡検査は、膀胱や尿道の状態を直接確認できる大切な検査です。痛みへの不安から受診を遠ざけてしまうと、原因が分からないまま不安が長引いてしまうこともあります。 今回は膀胱鏡検査でどのくらいの痛みがあるのか、男女での感じ方の違い、痛みを抑えるための工夫、検査当日の流れ、検査後の違和感の目安を分かりやすく解説します
膀胱鏡検査は痛いのか、痛みの程度の目安
膀胱鏡検査は、細い管状のカメラを尿の出口(尿道口)から入れ、尿道と膀胱の中を直接観察する検査です。「痛い」というより「尿意に似た違和感」「押される感じ」と表現される方が多く、強い痛みが長く続くものではありません。ただし感じ方には個人差があり、緊張が強い方や、尿道に炎症がある方では違和感を強めに感じることもあります。
検査中にもっとも違和感が出やすいのは、カメラが尿道を通過する瞬間です。そこを越えて膀胱に入ると、痛みよりも「尿がたまったような張り」を感じる程度になることが多いとされています。どうしても不安が強い場合は、無理に我慢せず検査前にお伝えください。緊張をほぐす声かけや進め方の調整で、負担を軽くできることがあります。
膀胱鏡検査の痛みに男女差はあるのか
痛みや違和感の感じ方には、男女の体のつくりによる違いがあります。どちらが必ずつらいと決まっているわけでもありません。傾向を知っておけば、過度に身構えずにすむものです。ここでは男女それぞれの特徴を説明します。
男性の膀胱鏡検査で痛みが出やすい理由
男性の尿道は長く、途中でカーブしている部分があります。そのため、カメラが通過するときに違和感を覚えやすいのが特徴です。とはいえ、曲がりに合わせて進められる軟性鏡(やわらかいカメラ)を使えば、この負担は大きくやわらぎます。前立腺のあたりを通るときに一時的な圧迫感を覚えることもありますが、多くは短時間でおさまるものです。
女性の膀胱鏡検査は比較的短時間で終わりやすい
女性は尿道が短くまっすぐなため、カメラが膀胱に届くまでの時間が短く、通過時の違和感も比較的軽い傾向があります。一方で、デリケートな部位の検査に抵抗を感じる方も少なくありません。当院ではプライバシーに配慮した検査スペースを用意しており、女性の患者様にも落ち着いて受けていただけるよう努めています。気になる点は遠慮なくご相談ください。
膀胱鏡検査の痛みを抑えるための工夫
やわらかい軟性鏡で体への負担を減らす
カメラには、金属で硬い硬性鏡と、やわらかく曲がる軟性鏡の2種類があります。このうち軟性鏡は尿道のカーブに沿ってしなやかに進むため、とくに男性で通過時の負担が少なくなりやすいとされる種類です。当院では痛みの少ない軟性鏡による検査を行っています。
力を抜いてゆっくり呼吸する
体に力が入ると、尿道が緊張してかえって違和感が強まることがあります。検査中は口からゆっくり息を吐くように意識すると、下半身の力が抜けやすくなります。スタッフが進み具合を声に出してお伝えしながら進めますので、痛みや違和感があるときは我慢せず、そのつどお知らせください。
膀胱鏡検査の当日の流れと所要時間
あらかじめ検査の段取りを知っておくと、当日も落ち着いて臨みやすくなります。
当日はまず問診で症状や気になる点を確認し、検査の目的と進め方をご説明します。ご理解いただけたら排尿を済ませていただき、検査台で局部を消毒します。
準備が整ったら、カメラを尿道から膀胱へゆっくり進めて内側を観察します。カメラによる観察自体はほんのわずかな時間でスムーズに終わることが多く、全体を通してもおおよそ2-3分の短時間で完了します。
検査後はその場で結果をお伝えし、今後の対応をご相談します。日常生活での注意点についてもあわせてご案内いたしますのでご安心ください。
膀胱鏡検査の後に出やすい症状と受診の目安

検査後は、尿道や膀胱がわずかに刺激を受けているため、一時的な症状が出ることがあります。多くは自然におさまるものですが、どこからが受診の目安かを知っておくと安心です。次のような症状は、検査後によく見られる範囲です。
・排尿のときに軽くしみる感じ。
・尿にうっすら血が混じる、ピンク色になる。
・尿の回数が一時的に増える、残尿感がある。
これらは数回の排尿や少しの期間で軽くなっていくことが多いとされています。水分をこまめにとると、尿とともに刺激が流れて楽になりやすくなります。一方で、次のような場合は自己判断で様子を見ず、当院にご相談ください。血のかたまりが出て尿が出にくい、発熱をともなう、痛みが強くなる・長引く、まったく尿が出ないといったときは、早めの対応が必要です。判断に迷うときも、遠慮なくお問い合わせください。
膀胱鏡検査の費用と保険の扱い
膀胱鏡検査は、血尿や排尿の異常、膀胱や尿道の病気が疑われる場合など、診断のために医師が必要と判断して行うときは公的医療保険の対象になります。窓口でのお支払いは、加入している保険や自己負担の割合、あわせて行う検査の内容によって変わります。具体的な金額は診療内容が決まってからご案内しますので、費用について不安がある場合は、検査前にお気軽にお尋ねください。無理のない形で検査を受けていただけるよう説明します。
よくある質問
膀胱鏡検査はどんなときに受けますか?
尿に血が混じる、排尿に異常がある、膀胱や尿道の病気が疑われるといったときに、内側の状態を直接確認するために行います。超音波などの検査だけでは分かりにくい部分を調べられるのが特徴です。必要かどうかは、症状を確認したうえでご説明します。
検査に痛みがどうしても不安です。相談できますか?
もちろんです。痛みへの不安は多くの方が感じるものですので、遠慮なくお伝えください。麻酔ゼリーや軟性鏡の使用、進め方の調整などで、負担をできるだけ抑えるよう努めています。事前にご相談いただければ、不安な点を一つずつ確認したうえで検査に進めるので安心です。
検査の後はすぐに日常生活に戻れますか?
多くの場合、検査後はそのままふだんどおりの生活に戻っていただけます。ただし一時的にしみる感じや軽い血尿が出ることがあるため、水分を多めにとってお過ごしください。気になる症状が続くときは当院にご連絡ください。
山形で膀胱鏡検査の痛みが不安な方はかわぞえ嶋北泌尿器科内科クリニックへ
膀胱鏡検査は強い痛みというより尿意に似た違和感が中心であり、麻酔ゼリーやお体に優しい軟性鏡を使用することで負担は十分に和らげられます。
当院では、日本泌尿器科学会認定専門医である院長が、患者様お一人おひとりの不安に寄り添いながら丁寧に診察・検査を行います。プライバシーに配慮した個室環境も整えておりますので、どのようなことでも安心してお話しください。
「膀胱鏡検査を勧められたけれど怖くて踏み出せない」「できるだけ痛みの少ない検査を受けたい」とお悩みの方は、山形市にある泌尿器科「かわぞえ嶋北泌尿器科内科クリニック」までお気軽にご相談ください。ご予約は、24時間受付可能なWEB予約またはお電話にて承っております。